元人事担当者が語る!求人票からわかるブラック企業の4つの特徴!

転職や就職をするとき、誰しもブラック企業には就職したくないものです。

ブラック企業は人材を大量に採用し、過労、違法労働によって労働を搾取し、次々と離職に追い込む悪質な企業です。

ブラック企業に就職すると、精神的にも肉体的にも相当きつくなり、時間を無駄にしてしまいます。

もし求人を探すときブラック企業の見分け方を知っていれば、就活や転職のときに役立ちますよね。

今回は、元人事担当者の視点から、求人票からわかるブラック企業の4つ特徴を紹介していきます!

それではいきましょ!

そもそもブラック企業って?

そもそものブラック企業の定義ですが、厚生労働省のHPに以下の特徴が書かれています。

  • 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
  • 賃金不払残業パワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
  • このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う(出典:厚生労働省のHP)

求人票の特徴1:常時募集をかけている

ブラック企業の特徴の一つとして、社員の入れ替わりが激しいため、常時求人募集をかけている点が挙げられます。その理由としては、

  • 労働環境が劣悪なため入社してもすぐに退職する人が多い
  • 会社側も人材は使い捨ての駒でしか捉えておらず、欠員が出れば補充すれば良いと考えている。労働環境の改善などする気は到底ない
  • そのため離職率が高く、年中人手不足に悩まれているため業務が回らずに、求人募集を常時出さざる負えない状況

一般的に、求人募集をかける時期は決まっており、本来求人は人が欠員したから募集をかけるものです。

常時募集をかけているというのはどう考えてもおかしいと思った方が良いでしょう。

もし求人を探していて、どの時期にも常時募集している企業を見つけた時は、ブラック企業かもしれないと考えましょう!

求人募集をかける時期

  • 一般的に求人募集をかける時期は、3月〜4月9月〜10月に増える傾向にある。
  • 3月と9月は半期で退職者が増え、その欠員の補充のため
  • 6月と7月はボーナスの支給月になりその後に退職者が増える傾向にあり、その欠員補充のため

求人票の特徴2:未経験歓迎でも年収のモデルケースが高い

ブラック企業の特徴して、「未経験者でも頑張り次第では高収入を稼ぐことができます」と求人票で謳っているケースが多いです。例えば、以下の文言を求人票で見かけたことはありませんか?

  • 年収のモデルケース:入社3ヶ月で年収400万円、入社1年で年収500万、入社3年で年収700万以上可能
  • 頑張り次第ではそれ以上も稼げます!
  • 未経験者でも即戦力となれるように先輩社員が丁寧に指導しますのでご安心ください

一見この求人を見ると、

  • 給料条件も良くて、良い会社じゃないか!
  • 未経験者でも丁寧に指導してくれるなら俺でも働けそう!

と関心してしまいますよね。しかし、未経験者が簡単に高収入を稼げるよう謳っているのはブラック企業の可能性が高いです。

 

未経験者がお金は簡単に稼ぐことは普通できません。

利益を生み出さない未経験者に高級な給料を渡す意味はないですよね。

賃金は努力の対価としても得るものです。

「頑張り次第では」「即戦力」「高収入」という言葉の裏には、完全成果主義で過酷な労働が待っていることを意味しています。

人材不足に困っているブラック企業は、求人票では条件をよく見せて応募者を集めようとしているのです。

求人票の特徴3:「アットホーム」「やりがい」を前面にアピール

ブラック企業の特徴として、「アットホームさ」や「やりがい」を全面にアピールする傾向があります。

  • 社員同士の仲のよい、アットホームな職場です
  • 社内イベントが盛んで楽しいです
  • とてもやりがいのある仕事でイキイキ働けます

楽しくてワクワクする会社に思えますが、こんな文言があればブラック企業の可能性が高いです。

求人票には本来、仕事の中身企業理念求めている人物像などをしっかりと記すもの。それなのに、「アットホームさ」や「やりがい」前面に押しているということは、

この会社には他に魅力がないのでは?と思えますよね。

また、そもそも「やりがい」なんてものは、他人から与えられるものではなく自分で感じるもの。一人一人何に対してやりがいを感じるかなんて違うので、この言葉には信憑性はないですよね。

また、「アットホームさ」をアピールしている会社は以下の可能性も考えられます。

  • 社員同士、みんな仲がいいので助け合いは大切。みんなの仕事が終わるまで残らなければいけない
  • 社内イベントが盛んにあるとプライベートと仕事の境がなくなる可能性がある
  • 仲が良ければ良いほど、社風に合わないといじめやパワハラに直結してしまう危険性もある

求人サイトなどに社員同士が仲よく写った写真が掲載されていたり、アットホームさを前面に打ち出した会社があれば少し疑った目を持った方がいいですね。

求人票の特徴4:裁量労働制という言葉

ブラック企業の特徴として、「裁量労働制」悪用している例が挙げられます。

裁量労働制とは、「労働時間と成果が必ずしも連動しない」働き方のことで、成果を出せば業務の遂行の仕方や時間配分などを働き方を従業員本人に任せる制度です。

ブラック企業は、常時人材が不足しており、社員1人当たりが抱える仕事量も膨大です。そのため残業が必然的に発生してしまい、一人一人に残業代を払っていては、コストが膨大になり負担になりますよね。

そこでブラック企業が目をつけているのが、「裁量労働制」なんです。

本来、裁量労働制の適応には、職種が限定されているなど厳しい基準があり本人の承諾なしでは適応できない勤務形態なので、残業代カットを目的に簡単に求人票で謳っている場合はブラック企業の可能性が高いです。

裁量労働制の適応は以下の2種類の職種

  • 専門的な職種の労働者について労使協定によりみなし時間制を実施する「専門業務型
  • 経営の中枢部門で企画・立案・調査・分析業務に従事する労働者に関し、労使委員会の決議によって実施する「企画業務型」(詳しくは労働政策研究・研修機構

まとめ

以上、求人票からわかるブラック企業の特徴を紹介してきました。

今回は代表的な例を挙げてきましたが、近年ブラック企業の話題もニュースになることが多く、ブラック企業側もブラック企業だと見破られないように工夫をしていて、見破るのが難しくなっているのも事実です。

求人票からブラック企業かどうかの判断がつかなくても、自らしっかりと情報を仕入れて、面接当日に疑問点を全てぶつけて見極めることもできます。

大切なのは、ブラック企業に入社しないということ。そして、自分の人生は自分でしか守れません。

ブラック企業に入社して、無駄な時間を過ごさぬようにアンテナを高く張って行きましょう!